さとう式リンパケアってなに?3つの理論

1、身体は腔で構成されている。


さとう式では、人間の身体は3つの筒=腔(口腔・胸腔・腹腔)が積み重なって構成されていると考えています。


ご自分の身体を大きなペットボトルだと想像してみてください。

ペットボトルは、キレイな筒状をしていると、安定して立つことができますが、歪んだり、凹んだりしているとバランスを崩してしまいます。


力を出す時、何かに集中している時、ストレスを感じた時など、さまざまな状況で噛む為の筋肉である咀嚼筋は緊張します。

咀嚼筋の緊張は口腔をつぶしてしまい、口腔と連動している胸腔や腹腔もつぶれていき、

身体のさまざまな不調の原因となっています。


腔が整うということは、構造体として安定するので、立ったり歩いたりが楽になるだけでなく、内蔵の収まる空間が広がるということなので、内蔵の働きが良くなり、健康増進に繋がります。

2、指示筋は屈筋


筋肉には、関節を曲げる際に作用する「屈筋」と、関節を伸ばす際に作用する「伸筋」があります。

身体を支える力強い筋肉である屈筋は、上半身では前側に、下半身では後ろ側にあります。


一般的には、支持筋は伸筋で、背中側の筋肉が筋力により身体を引っ張り起こしていると考えられており、実際に伸筋で身体を支えている人が大多数です。


しかし、さとう式では、本来は屈筋が支持筋であり、筒状の屈筋が縦方向に伸びる力で、下から身体を支え上げることにより、身体を楽々支えることができるようになる、と考えています。

また、筋肉は、使いすぎても使わなすぎても収縮します。


疲労や老化なども原因となり、力強い屈筋が収縮することで、対になって働く伸筋が引っ張られ、首・肩・腰・膝・肘などの伸筋側に不調が現れます。

屈筋を使えるようになると、これらの不調から解放されるばかりでなく、圧倒的な力を出すことも可能になります。

3、筋肉をゆるめる


筋肉には、細胞の活動により発生した老廃物や二酸化炭素を排出し、酸素や栄養素を細胞に届ける「体液(リンパ間質液)を循環させる」という大切な役割があります。


しかし、筋肉が収縮した状態(コリ)では、この循環がうまくいかず、筋肉はパンパンに張り、痛みを伴うことも。


コリの状態を解消するために、一般的には、押したり・揉んだり・引っ張ったり…ということが行われていますが、さとう式では、それらを行わずに、筋肉に優しく触れたりゆらしたり、という超微弱刺激を加えることにより、優しくゆるめていきます。


筋肉はゆるむことで、本来の柔軟性・弾力性やボリュームを取り戻し、ふわふわの状態になり、痛みや不調から解放されます。

また、ふわふわの筋肉は、ダイナミックに体液を循環させることができるので、細胞から元気になっていきます。

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